「王将」のタイトル初防衛から一夜明けた13日、藤井聡太五冠が「2連覇」のVサインで笑顔を見せました。

藤井聡太五冠（20）
「王将戦、防衛することができホッとしている気持ち 」

羽生善治九段（52）を挑戦者に迎えた今回の王将戦。藤井五冠が12日に4勝2敗としタイトルを初防衛しました。これで今年度は持っている5つのタイトル全ての防衛に成功しました。

藤井五冠の地元・愛知県瀬戸市ではお祝いのくす玉が割られ、防衛を祝いました。

藤井聡太五冠（20）
「（羽生九段の）読みの深さであったり、柔軟な判断、感覚を強く感じる場面が多かった。またこういった舞台で対戦することができたらと思っています」

藤井五冠は現在、棋王戦に挑んでいます。「史上最年少での六冠」まであと1勝に迫っていて、次の対局は3月19日に行われます。また、4月5日からは「名人戦」に挑む予定で、羽生九段以来、2人目の七冠達成への期待が高まっています。さらにその先の、前人未到の「八冠」について問われると…

藤井聡太五冠（20）
「八冠ということについて期待していただけるということは、もちろんうれしく思うんですけど、まだ自分としては全然意識するような段階でもありませんし、これまで通り目の前の一局に全力を尽くしたい」