「緩やかな下降続くも大阪などで注意必要」
新型コロナウイルス対策に関する厚生労働省の助言組織「アドバイザリーボード」は、直近の感染状況について、「全国的に緩やかな下降が続いている」としながらも、大阪府などは注意が必要だと発表しました。
2日の会議では、直近の感染状況について、接待を伴う飲食店などで積極的な感染対策を行うなどした影響もあり、全国的には「緩やかな下降が続いている」と分析しました。
しかし、「感染が同じ程度続いている地域もある」とし、1人が何人に感染させているかを示す「実効再生産数」が「1」をわずかに超えている地域があるなどとして、大阪府、福岡県、沖縄県などは注意が必要と分析しました。
また、新型コロナウイルス感染症を「指定感染症」に指定した状態は今後も残しながらも、感染者に入院勧告などができるとした措置などについて課題を整理するワーキンググループを設置し、措置の見直しに向けて検討することが決まりました。