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千葉直撃…台風15号から1年 復興遅れも

2020年9月9日 13:55
千葉直撃…台風15号から1年 復興遅れも

去年9月、千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号の直撃から9日で1年です。被害を受けた住宅の工事がまだ6割しか完了していないなど、復興の遅れも見えてきました。

去年9月、千葉市に上陸した台風15号の影響で、県内では64万戸以上が停電し、8万1000軒以上の住宅に被害が出ました。

1年が過ぎましたが、県の支援制度に申し込み、修理を終えたのは住宅で6割、農業用ハウスで5割しかなく、復興の遅れも指摘されています。

被害の大きかった館山市の布良地区では10軒以上の家屋が撤去され、住民の約1割にあたる30人以上が引っ越すなど、被災地の人口流出も懸念されています。

千葉県の森田知事は、「被災者が1日も早く元の生活に戻れるように取り組んでいきたい」と話しています。