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まもなく台風発生か 29日(金)午後から30日(土)午前中にかけ奄美にかなり接近のおそれ

2022年7月28日 20:06
まもなく台風発生か 29日(金)午後から30日(土)午前中にかけ奄美にかなり接近のおそれ
台風5号の進路予想(気象庁 28日午後6時発表)

日本の南にある熱帯低気圧が北上中です。この熱帯低気圧は、今後発達して、29日(金)朝までには台風となり、29日(金)午後から30日(土)午前中にかけて、奄美地方にかなり接近する見込みです。

28日(木)午後6時時点で、熱帯低気圧は日本の南にあって、1時間におよそ30キロの速さで北上しています。中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっています。

この熱帯低気圧は今後も北上を続け、29日(金)朝までに台風となって、その後、午後から30日(土)午前中にかけて奄美地方にかなり接近する見込みです。

この熱帯低気圧は、台風となったとしても強い勢力などに発達することはないとみられますが、周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、九州南部や奄美地方を中心に雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。

29日(金)の夕方までに予想される雨の量は、九州南部で120ミリ、奄美で80ミリ。さらにその後、30日(土)夕方にかけての24時間で、九州南部で100ミリから200ミリ、奄美で100ミリから150ミリの雨が予想されています。その後も雨は降り続き、31日(日)にかけて、雨量はさらに増えるおそれがあります。また、雨だけではなく、風や波も強まります。

九州南部や奄美では、29日(金)から30日(土)にかけて、非常に強い風が吹き、海は、うねりを伴って波が高まるでしょう。

29日(金)に予想される最大瞬間風速は、奄美地方や九州南部で30メートル、波の高さは5メートルとなっています。

大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、強風や高波に注意するとともに、台風に変わる熱帯低気圧の今後の進路や情報にも注意が必要です。