ジャパンライフ元会長ら14人 詐欺で逮捕
磁気ネックレスなどのオーナー商法を展開し、2000億円以上を集めて破綻した「ジャパンライフ」について、警視庁などは元会長ら14人を詐欺の疑いで逮捕しました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、ジャパンライフの元会長・山口隆祥容疑者と元役員・安田真二容疑者、松下正已容疑者らあわせて14人です。
警視庁によりますと、山口容疑者らは2017年、会社が債務超過であるのに元本を返済するなどとウソを言って顧客12人からおよそ8000万円をだまし取った疑いがもたれています。
ジャパンライフは客に購入させた磁気ネックレスなどを別の客にレンタルすれば配当が入る「オーナー商法」を展開し、1万人近くからおよそ2100億円を集め、3年前に経営破綻していました。
また、山口容疑者が安倍前総理主催の「桜を見る会」に招かれたとされることをめぐり、そのことが顧客の勧誘に利用されていたのではないかと国会でも追及されていました。
警視庁は14人の認否を明らかにしていませんが、ジャパンライフが開業当初から自転車操業に陥っていたとみて全容解明を進める方針です。