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GoTo、都独自支援 併用どれだけお得?

2020年9月25日 20:02
GoTo、都独自支援 併用どれだけお得?

25日、コロナ対策をめぐる政府の分科会が開かれ、GOTOトラベルなど人の移動に関して話し合われました。 
 
専門家は、東京でGoToトラベル事業の開始や、年末年始に備えて「小規模分散型旅行」を推進すること、感染状況によってはイベントの緩和やGoToトラベルの対象となる都道府県を除外することなどを提言したものとみられています。
 
■都が独自の観光支援 どれだけお得? 
 
GoToキャンペーンについても話し合われたわけですがそもそもGoToキャンペーンはトラベル、イベント、イート、商店街の4種類があります。 GoToトラベルには、10月1日から東京が追加される予定です。 
 
これを受けて24日、東京都が、独自の観光支援策を発表しました。都民が都内を旅行する場合、1人1泊あたり5000円、バスツアーなどの日帰り旅行は、1回2500円を助成といいます。 これはGoToトラベルとあわせて使うことができ、そうなると1人あたり最大2万5000円の割引となります。 都は、現在開かれている都議会に追加の補正予算案として提出し、成立後、旅行事業者を募集する予定です。 開始時期は来月下旬以降の見通しとなっています。 
 
例えば、どのくらい割引になるのかというと、都内で1人1泊4万円のホテルを予約しますと、GoToトラベルで旅行代金が35%割引になって2万6000円になります。 さらに都独自の5000円が割引されるとなると、2万1000円になります。 それに、GoToトラベルの地域共通クーポンも15%分、6000円分がついてきます。 クーポンですがさらにお得になります。 
 
これは東京都民が東京都内のホテルを利用するよう促して、落ち込んだホテルなどを支援しようとするものですが、コロナの影響による割引は、いろんなホテルが独自でも行っています。 
 
東京でホテルを展開するプリンスホテルは来月からは都民に限らず宿泊した人は直営のレストランなどが20%割引になる場合や、2泊分の料金で3泊できる宿泊プランもあります。 
 
 
■イベントの入場料の2割相当を補助へ
 
そして、GoToイベントにも25日動きがありました。 政府は、イベントの入場料の2割相当を補助するということです。 1回の割引額を最大2千円までとする方針で来月中旬以降の開始に向け、25日専門家の意見を聞きました。 
 
対象となるのはコロナの影響を受けた行事で野球などの試合観戦やスポーツイベント、音楽コンサート、演劇、美術館・博物館のほか遊園地、テーマパーク、映画館も含まれます。 
 
そして最近行われている無観客ライブの配信も対象です。 イベント主催者には感染対策を徹底させるため色々な条件が課されています。例えばイベント開催時の参加者の検温など体調チェックをし、症状がある人の参加を断ることや払い戻しのルールを規定するようにということです。 
 
そしてマスク着用率100%担保そのために主催者が配布や販売を行うことです。 もう一つは参加者が大声を出すのを抑止することです。大声を出す参加者がいた場合、個別に注意、対応できるよう体制整備するということです。 
 
これらは条件の一部で、こうした感染対策がとれなければ、登録を取り消すとしています。
 
■コロナに関連する解雇や雇い止め 6万人超
 
24日発表された新型コロナ感染拡大に関係する解雇や雇い止めの人数です。 見込みも含んでいますが8月からの1ヶ月弱で1万人以上も増えて6万人を超えました。全部把握しきれてないので実態はもっと多いといいます。 
 
倒産した業種も飲食・アパレル・宿泊が多く、そして、小規模のところからつぶれてしまう。 GoToの利用は「割引率」で選んでもいいが、コロナの前にお世話になった飲食店、洋服店、小さい家族経営の宿に応援の気持ちを込めて利用してはいかがでしょうか。 

(2020年9月25日 16時ごろ放送 news every.「ナゼナニっ?」より)