皇居・東御苑で 江戸城天守の模型を公開へ
およそ360年前に焼失した江戸城の天守の復元模型が製作され、29日から皇居・東御苑で公開されます。
29日から皇居・東御苑の本丸地区で公開されるのは宮内庁が製作した江戸城天守の復元模型です。江戸城の天守は3度建て直されていますが、この模型は徳川幕府3代将軍の徳川家光が建て、1657年の「明暦の大火」で焼失した3度目の天守を復元したものです。
石垣の天守台を含めおよそ60メートルあった天守が30分の1の大きさで製作され、「金のしゃちほこ」など細工部分は3Dプリンターが使われたということです。
当初は今年3月末に公開予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期されていました。
宮内庁の担当者は「かなり細かく作っているので精巧な部分を見てもらいたい」と話しています。