豪雨被害「高齢者福祉施設の避難」初会合
今年7月の記録的な豪雨で熊本県の特別養護老人ホームが浸水し入所者14人が亡くなったことを受け、高齢者福祉施設の避難について議論する有識者会議の初会合が開かれました。
今年7月の豪雨では熊本県球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」で河川の氾濫により施設が浸水し避難が間に合わなかった入所者14人が亡くなりました。
これを受け、高齢者福祉施設の避難について再発防止に向けた改善策を議論するための有識者による検討会が国土交通省と厚生労働省との共同で設置され、7日、その初会合が開かれました。
7日の検討会では、千寿園にエレベーターがなく避難に時間がかかったこと、法に基づいた避難計画を事前に作成し、訓練も行っていたものの土砂災害を想定していて洪水に対応できなかったことなどが課題に挙げられました。
検討会は今年度内にも改善策案をとりまとめる予定です。