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気象庁「最大級の警戒を」大雨特別警報

2020年10月10日 19:40
気象庁「最大級の警戒を」大雨特別警報

台風14号の影響で、伊豆諸島の三宅島と御蔵島では、「これまでに経験がないような大雨になっている」として、気象庁は、警戒レベル5にあたる大雨特別警報を発表しました。土砂災害に最大級の警戒をするよう呼びかけています。

気象庁・中本能久予報課長「命を守るために最善を尽くさなければならない状況。普段、災害が起きないと思われているような場所でも、最大級の警戒が必要です。雨のピークが過ぎても、これから夜間なので、朝まで避難を続けていただきたい」

また、気象庁は、伊豆諸島では11日の明け方まで、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る恐れがあり、今後、八丈島など伊豆諸島南部の他の地域にも、大雨特別警報を出す可能性があると説明しました。

伊豆大島では7年前、台風による記録的な大雨で大規模な土砂災害が発生し、36人が命を落としています。気象庁は、伊豆諸島では今後、同じような大規模な災害が起きる恐れがあるとして、雨脚が弱まったとしても避難を継続し、最大級の警戒を続けるよう呼びかけています。