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安全確保を「大雨特別警報」状況は…解説

2020年10月11日 0:00

現在も伊豆諸島の三宅島と御蔵島には大雨の特別警報が発表されています。どういった状況でしょうか? 社会部災害担当・中濱弘道記者が解説します。

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大雨特別警報は、5段階の警戒レベルのうち、もっとも危険なレベル、命を守るための最後のチャンスという情報です。安全な避難所にいる方はこのままで、まだ危険な地域にいる方は、命を守るため最善を尽くしてほしいという情報になります。

これは10日午後7時頃の三宅島の様子です。三宅島ではここ数日の間に400ミリを超える大雨となっていて、特に土曜日の午後から雨の降り方が強まり、土砂災害の危険性が非常に高いとして、特別警報が出されました。

現在、危険性はどれくらい高まっているのか、気象庁がホームページで公開している「土砂災害の危険度分布」を見てください。土砂崩れや崖崩れがどのくらい起きやすくなっているか示したものです。

関東地方では、黄色や赤の表示となっていますが、特に伊豆諸島の南部では、濃い紫になっている場所があります。これが三宅島と御蔵島村になります。

濃い紫色は、すでに土砂災害が起きていてもおかしくない状況です。崖の近くなど危険な場所では、厳重な警戒をしてください。

また、この深夜の暗い中、さらに雨や風がまだ強い時間帯の屋外の行動は危険です。この時間、自宅などにいる方は、頑丈な建物の2階や土砂崩れのリスクが少しでも低い場所でお過ごしください。

気象庁によりますと、伊豆諸島南部では11日朝にかけて非常に激しい雨が降るおそれがあります。今後、雨の降り方には十分注意して、身の安全を確保してほしいと思います。