視覚障害者らが駅ホーム転落“対処法”教室
視覚障害者が駅のホームから転落する事故が相次いだことから、全盲の人らがホームから落ちた時の対処法を学ぶための安全教室が、JR品川駅で開かれました。
この「安全教室」は、JR東日本が東京支社で初めて開催したもので、都内に住む視覚障害者と付き添いの人らおよそ60人が参加しました。
参加者は、実際に品川駅の臨時ホームの線路におりて、ホームの高さや、その下にある退避スペースを確認したり、電車とホームの隙間に落ちるなどした時の対処法を学びました。
JR東日本によりますと、去年10月からの1年間で東京支社管内で発生した視覚障害者の死亡事故は3件にのぼっています。
もし、障害者がホームから転落しそうになったり落ちてしまったのを見かけた場合は、「まずは、ホーム上の緊急停止ボタンを押してもらいたい」としています。