レトロ機関車“カバさん”販売中…理由は?
昭和時代に活躍した機関車が、200万円で販売されることになりました。その訳とは?!
茨城県の車両基地に、停車していたのは、現役を引退した機関車です。運転席をみせてもらうと。
関東鉄道 水海道検修区・笹本勝広区長「サビなんかも非常にレトロ感があって」
鉄道ファンの間でついた愛称は…。
笹本勝広区長「通称『カバさん』という愛称で」
機関車の前方部分が長く、口の長いカバと見た目が似ていることから、愛称はカバさん。
実は先週、鉄道会社が驚きの告知をしました。
笹本勝広区長「200万円で売り出すんですが」
一般の人向けになんと200万円で、販売するというのです。
SNSでも、話題に!「頑張れば買えるかもしれない」「ほしいけど置くところない」
1956年に製造された機関車、カバさん。当初は農作物などを運ぶ貨物車として、茨城県内を走行していました。
そして、13年前(2007年)に現役を引退。
なぜ今回、一般の人向けに販売する決断をしたのでしょうか?
笹本勝広区長「(コロナの影響で)3月から売り上げがだいぶ落ちていまして、増収対策の一環として、今回売り出すということで、断腸の思いで」
厳しい経営状況を乗り切るため、使用していないカバさんを有効活用しようと、販売し始めたのです。
ちなみに、200万円とは別に送料がかかるのですが…。
笹本勝広区長「輸送費だけで何百万」
重さが33トンもあり、都内に輸送する場合、350万円ほど送料がかかるのではないかといいます。
また、走らせるためには整備が必要で、最低でも5000万円ほどがかかる見込みです。
現在、2件の問い合わせがきているということです。