新型コロナウイルスの感染状況について、東京都は専門家を交えた分析会議を開き、感染者数などが依然高い水準にあるなどとして、４段階のうち上から２番目の警戒レベルを８週連続で維持しました。

国立国際医療研究センター、国際感染症センター長、大曲貴夫氏「現時点で欧米のように急激な感染拡大。これは認めていないわけですけども、都内の状況としては院内感染、あるいは施設内感染ということで数十人規模の大きなクラスターが複数でています」

専門家からは、新規の陽性者数は横ばいだが、感染者が週当たり１０００人を超える高い水準で推移しており、「マスク着用などの基本的な感染予防策に加え、こまめな換気など改めて徹底が必要である」と指摘されました。

また、今後はインフルエンザとの同時流行も懸念されることから、検査態勢などの対応方針を検討するとしています。