元法務大臣の河井克行被告の裁判がおよそ２か月ぶりに４日に再開されました。法廷では今後の審理予定が話し合われ、今月末に県議らの証人尋問が行われることが決まりました。

元法務大臣の河井克行被告は公職選挙法違反の罪に問われ裁判が行われていましたが、克行被告がことし９月に弁護士全員を解任して以降、審理が止まっていました。

その後、克行被告が、解任した弁護士を含む８人の弁護団を選任したことから、４日におよそ２か月ぶりに裁判が再開されました。克行被告はスーツ姿で、被告人席に深く座ってまっすぐ前を見ていました。

法廷では今後の審理予定が話し合われ、今月２６日と２７日に広島県議らの証人尋問が行われることになりました。

克行被告は、案里被告の裁判に証人として出廷した際、「必要なことについて今後、自分自身の裁判法廷で申し上げていきたい」などと述べて証言を拒否しており、今後の法廷で何を語るのかが注目されます。