河井克行被告 弁護士を全員解任
去年の参議院議員選挙をめぐる買収事件で、公職選挙法違反の罪に問われている前法務大臣の河井克行被告が、15日午前の裁判の後、弁護士を全員を解任しました。裁判がしばらく開かれなくなる可能性もあります。
前法務大臣の河井克行被告は、15日午前の裁判のあと、弁護士全員の解任届を裁判所に提出しました。
克行被告はこれまで、保釈が認められない中では十分な裁判の準備ができないと主張し、弁護士が3回の保釈請求を行いましたが、東京地裁はいずれも退けています。
その後、克行被告自身で行った4回目の保釈請求も退けられており、現在は、自ら最高裁に不服を申し立てる「特別抗告」を行っています。
克行被告の裁判は、迅速に審理される「百日裁判」で行われていますが、弁護士が解任されたことで裁判がしばらく開かれない可能性もあります。