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小池都知事・蓮舫氏らが公約発表 “3選”か“リセット”か 政策論争も本格化

2024年6月18日 20:43
小池都知事・蓮舫氏らが公約発表 “3選”か“リセット”か 政策論争も本格化
東京都知事選挙に立候補を表明している現職の小池都知事と、その小池都政の“リセット”をうたう参議院議員の蓮舫氏が、同じ日、18日に公約を発表しました。20日の告示まであと2日、政策論争も本格化してきました。

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現職の小池百合子都知事。登庁時は“紺色”のジャケットでしたが、約30分後には“勝負カラー”緑のスカーフを身に着けた装いで、カメラの前に現れました。

東京都知事 小池百合子氏(18日、午前10時すぎ)
「都民のため、都民とともに、都政を爆速で進めてまいります」

一方、自身を“挑戦者”とする参議院議員の蓮舫氏も、午後2時すぎに会見を行いました。

参院議員 蓮舫氏(18日、午後2時すぎ)
「あなたと次の東京へ。私は都知事になって、『7つの約束』を実現していきたいと考えています」

同じ日に行われた公約の発表。7月7日投開票の“七夕決戦”に向けた政策論争が事実上スタートしました。

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まず会見を行ったのは、3選を目指す小池都知事です。

東京都知事 小池百合子氏
「大目的は、東京を世界で1番の街にすることであります。そのためには都民の命と暮らしを守る、あらゆる危険・災害に備える、それが首都防衛です。首都防衛こそ必要です」

木造住宅密集地域の解消や、無電柱化の推進など「首都防衛」を重点施策とした命を守る災害対策を掲げました。さらに、保育料の無償化拡大や、無痛分べん費用の助成など、子育て支援に力を入れる考えを示しました。

東京都知事 小池百合子氏
「子育て・教育にお金がかからない東京を目指します」

初当選を果たした“8年前”の思いも語りました。

東京都知事 小池百合子氏
「8年前ですが、私は崖から飛び降りる覚悟で都知事選に臨みました。心から全身全霊でつとめてまいった8年間でございました」

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一方、約4時間後に会見を行った蓮舫氏も、“8年前”を思い起こす言葉を口にしました。

参院議員 蓮舫氏
「財政運営の工夫というのがあります。これが、小池都知事が行革(行政改革)を行って、8年間で8100億円確保したと胸を張るところです。でもこれを調べると、驚くことに確保した財源の積算根拠がまったく見えません。その実態を誰も検証できません。まさにブラックボックス化です。私はここを開きます」

この“ブラックボックス”という言葉は、8年前の都知事選で、小池都知事が当時の自民党都連に対して使った言葉です。

小池氏(2016年7月)
「(自民党都連は)正直に申し上げて、どこで誰が何を決めているのか、不透明なことが多かった。ブラックボックスのような形でした」

18日、蓮舫氏は 同様の言葉で都の財政を批判しました。

参院議員 蓮舫氏
「誰もがチェックをすることができる、都の開かれた財政改革。ガラス張りの都財政を実現する」

そして もう1つ強調したのが…

参院議員 蓮舫氏
「本物の少子化対策。若者を徹底的に支援する。若い人の人生の選択肢を増やす」

若者支援に力を入れるとしています。

参院議員 蓮舫氏
「若い人が何かをあきらめないで済む。そんな東京に今すぐ、変えていきたいと考えています」

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また立候補を表明している元航空幕僚長・田母神俊雄氏も18日、「災害に強い街 東京を作る」などの公約を掲げました。

元航空幕僚長 田母神俊雄氏(18日午後2時すぎ)
「世界が『さすが日本の首都』と認める東京を目指したい」

広島県安芸高田市の前市長・石丸伸二氏は17日、「政治再建」「都市開発」「産業創出」を改革の3本柱として打ち出しています。

都知事選はこれまでに50人以上が立候補を表明。20日に告示の日を迎えます。
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