河井案里被告“票をお金で買う発想ない”
公職選挙法違反の罪に問われている、参議院議員の河井案里被告の裁判で、被告人質問が行われ、「票をお金で買うという発想自体がございません」と述べる場面もありました。
裁判は13日午後3時に閉廷し、河井案里被告は終始落ち着いた声で、時折笑顔を交えて質問に答えていました。「票をお金で買うという発想自体がございません」と述べる場面もありました。
河井案里被告は、現金を渡した趣旨について問われると、「当選祝い、または、陣中見舞いとしてお渡ししました。決して、投票のお願いですとか、票の取りまとめの趣旨ではございません」と述べました。
河井案里被告が現金30万円を渡したとされる県議が、「『これ、二階幹事長から』と言われた」と証言したことについては、少し笑いながら、「記憶にはございませんけれども、私なら言いかねないかなと思います」と答え、冗談の範囲内だとしました。
また、「票をお金で買うという発想自体がございません」「投票は尊くて、神聖で、めんどくさいもの。直接かわされる一人一人の絆だと思います」と述べる場面もありました。
被告人質問は来週も行われる予定です。