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ライフラインなど深刻被害続く…入浴施設が19日ぶり営業再開で喜びの声も 石川・珠洲市から中継

2024年1月19日 18:18
ライフラインなど深刻被害続く…入浴施設が19日ぶり営業再開で喜びの声も 石川・珠洲市から中継
能登半島地震から19日で19日目です。住宅やライフラインの被害が深刻ですが、自力で住民を支える動きも出てきています。石川県珠洲市から中継です。

能登半島の先端に位置する珠洲市です。1日の地震で震度6強を観測しました。市内の神社では今も鳥居が崩れ落ち、正月の門松が倒されたままです。

また市内は住宅の倒壊も多く、道路もいたるところで陥没するなどしていて、いまだその復旧のめどはたっていません。

珠洲市では市内にある住宅のおよそ半数にあたる3000戸あまりが全壊したとみられていて、依然として市内のほぼ全域で断水も続いています。

これまでに災害関連死を含む石川県の死者は232人にのぼり、安否不明者22人もいまだに見つかっていません。

一方、珠洲市にある入浴施設ではさきほど震災後はじめて、19日ぶりに営業が再開されました。断水の影響を受けない地下水を利用していて、経営者は自らも被災し避難所で生活しながら、営業再開に向けた準備を進めてきました。

19日は営業が始まる前から温かいお風呂を求めて地元の人で長い列ができ、入浴後には喜びの声が聞かれました。

利用した客「にこにこっとみんな喜んで入っていました。あったかいね~とか」「(Q:どうでした?)気持ちよかった。19日ぶりか。一番風呂だった」

海浜あみだ湯・新谷健太さん「いや~よかったですね。ゆっくり入られて。19日ぶりだっておっしゃってましたし、そういう声がきけるとありがたいです。もうすでに待ってましたみたいな声も聞けるのでありがたい限りです」

珠洲市では自衛隊によるお風呂の設置もあったのですが入れる人数も限られ、より被害が大きかった方を優先しなければという遠慮もあったそうです。

依然として、多くの被災者が避難所などで不自由な生活を送るなか迎えた、入浴施設の再開。中から出てきた人からはこれが復興に向けた大きな一歩になるのではという明るい声も聞かれました。
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