「刃物持ったまま」男は逃走、頭には白い布 長野男女3人殺傷事件
長野駅前で22日夜、男女3人が男に刺され、49歳の男性が死亡しました。警察が、逃げた男の行方を追っています。
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23日、現場に設置された献花台。
献花にきた人
「突然、亡くなられて本人もびっくりしているだろうし、ご家族のこと考えると…。献花させていただいた。不安しかないので、通り魔の可能性と言われて」
通り魔的な連続殺傷事件が起きたのは、22日午後8時ごろ。長野駅のバスロータリーには多くの救急車やパトカーが集まりました。この場所で、刃物を持った男が男女3人を次々に襲い、1人が亡くなり、2人が重軽傷を負いました。
事件を目撃した人
「刺し身包丁あるじゃないですか。細くて長い。20センチくらいに見えた。刃物を持ったまま逃げていました、私が見る限りは」
亡くなったのは長野市の会社員・丸山浩由さん(49)。左胸などを複数箇所、刺されたということです。丸山さんの友人だという女性は…。
丸山さんの友人
「趣味のお友達、大事なお友達だったので。何かあったときにお祝いを持ってきてくれたりとか、そういうあたたかい人なので、信じたくないです」
いま犯人の男はどこにいるのか。23日、男の足取りが徐々に明らかになりました。
警察によると、刃物を持った男は、男女3人を襲った後、駅前の広場を徘徊(はいかい)。その後、駅にある交番の前を通り過ぎ、刃物を所持したまま隣接するホテルを回り込み、線路沿いに逃げていったということです。
男は20代から40代ぐらい。身長165センチから175センチぐらいのやせ形。当時の服装は、メガネにジャンパー、長ズボン。頭には白い布のようなものを巻いていたということです。
男は現在も逃走中のため、警察はフリーダイヤル(長野中央警察署 捜査本部 0120-007-285)を設置し情報提供を求めていて、逃げた男の行方を追っています。