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コロナ禍で余った食材が変身!前向きに活用

2020年12月7日 20:58
コロナ禍で余った食材が変身!前向きに活用

新型コロナウイルスなどの影響で消費が落ち込んだ食材を新たに別の商品として有効活用する動きが広がっています。

特製のタレで味付けされた牛肉と、ふっくらと炊き上げた山形県のお米「どまんなか」の相性が抜群の、JR米沢駅の名物駅弁「牛肉どまん中」。

新型コロナウイルスなどの影響で、売り上げは一時期例年に比べ9割減少。そのため、ある別の商品の販売を始めたといいます。それは…駅弁と同じ味付けの牛肉が乗ったその名も「牛肉どまん中ピザ」です。

新杵屋総務部・亀山直人主任「牛肉どまん中の駅弁に使っているお米が、大量に在庫があるという状況で」

山形県産の米が大量に余ったため、その米粉をピザ生地に使用しているといいます。

駅弁を製造販売する店と道の駅、さらに市内のピザ店と共同で開発したというピザ。現在は道の駅などで販売しているということです。

こうした動きは他でも――

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三重県産のミカンやお茶などの粉末を混ぜたえさで育てられた、「伊勢まだい」です。

ブランド魚として、関東などに出荷されていましたが、飲食店への休業要請によって注文が激減。2万匹のマダイの行き場が失われたといいます。

この窮地に立ちあがったのが、東京・西麻布で割烹料理店を営む田中さん。その腕前は、精進料理の料理法を取り入れた日本航空の機内食を監修するほど。

伊勢すえよし・田中佑樹さん「今の状況を、うまく前向きに捉えられるようなことが、何かしらできるんじゃないかなと」

その田中さんが開発したのが、伊勢まだいのかぶせ茶漬け。三重県志摩市の加工業者と協力し、熟成したタイを瞬間冷凍。インターネットや三重県内の店舗で販売しているということです。

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余った食材を感染防止対策として活用する動きもでています。

東京・銀座にある洋菓子店で人気のケーキ。食用のバラを使っています。その食用バラを卸しているのが、バラの栽培から商品開発まで手掛けている「ROSE LABO」。

ROSE LABO代表取締役社長・田中綾華さん「飲食店に納品することが多かったんですけど、自粛というところでバラがすべて発注がキャンセルになったり」

そのため、余った食用バラを使って開発されたのが消毒スプレー。

ROSE LABO代表取締役社長・田中綾華さん「マスクにかけていただいて、芳香スプレーとしてもご使用いただけます」

会社の通販サイトなどで購入できるということです。

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