密避ける需要再燃 自宅に出向くサービスも
感染拡大を防ぐため、横浜市では飲食店などへの、営業時間の短縮要請がはじまりました。一方、自動車教習所では閑散期に、繁忙期並みの人が通っているということです。いったい、なぜなのでしょうか。
感染拡大を防ぐため、7日から飲食店などへの、営業時間の短縮要請が始まる横浜市。
横浜市民「会社の人たちと、飲みに行ったりする機会は減らしています」
横浜市民「僕は新卒で、同期の方とか仲良くなりたいというのはあるが。(飲み会に)なるべく行かないようにしています」
ランチ時、多くのお客さんが訪れていた、ダイニングカフェ。普段は、午前0時まで営業していますが、時短要請に応じ、7日から午後10時に店を閉めるといいます。
ブルックリンスタンド 若森翼店主「売り上げという部分だと影響あるかなと思いつつも。2時間短縮で少しでも感染に歯止めできるならできることとして協力したい」
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さいたま市にある自動車学校。週末、多くの人が教習に訪れていました。
大学生「オンライン授業で時間があって。年内にできるなら取っちゃいたい」
オンライン授業や、テレワークのあいた時間を利用し、免許の取得に訪れる人たち。例年、教習所は、12月は閑散期に当たるということですが、今年は2~3月の繁忙期並みの人が通っているといいます。
その理由の一つが。
大学生「電車とか新幹線とか飛行機での移動は、心配な部分がある」
公共交通機関での移動に不安を感じ、免許取得を考える人も。大宮自動車教習所では、今年度は、去年より2割近く多い、普通車の申し込みがあったということです。
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コロナ禍で、大きな影響を受けているのが、クリーニング店。
クリーニングセンターノザキ 野崎敬雄代表「生命線が断たれたと」
テレワークの増加により、売り上げの多くを占める、スーツやシャツなどを店舗に持ち込む客が激減。
そこで、今後さらに力を入れようとしているのが、クリーニングの集配です。
集配サービスの利用客「店舗で見知らぬ人と接触するのは、一番のリスク。非常に便利だなと」
コロナ禍でも、売り上げが安定していたという集配サービス。今後、オンライン決済も導入し、非接触のサービスとして、売り上げ回復の柱にしたいということです。
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接触を避け、自宅でという動きは医療でも。コールドクターは、夜間休日の診療を望む人と医師をマッチングさせる会社です。
スタッフ「何かお困りな症状はございますか。せき・腹痛」
往診の必要があると判断されれば、すぐに医師が、自宅に向かいます。5日の様子ですが、1人目の患者は、新型コロナウイルスの感染者と、濃厚接触の可能性があったため、防護服や専用マスクを着用し、PCR検査と診療を行ったということです。
医師「よろしくお願いします」
2人目は、おなかが痛いという5歳の男の子。
医師「ちょっとおなか触ります。痛かったら教えてね」
コールドクターでは、感染拡大とともに相談が増え、11月の相談件数は、前の月の1.5倍ほどになっているということです。
コールドクター 中原毅代表「ひとつは病院に行くのが怖いというところで、自宅で診療を受けたい、という相談も頂きますし、救急外来がいっぱいで、断られてしまうということも」
感染拡大に歯止めがかからない中、再び非接触を求める声が高まっています。