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諏訪之瀬島が噴火 被害の報告なし(5時)

2020年12月28日 6:02
諏訪之瀬島が噴火 被害の報告なし(5時)

気象庁は、鹿児島県の諏訪之瀬島で、大きな噴火が発生したと発表し、噴火警戒レベルを、入山規制を示す「3」に引き上げました。火口から2キロの範囲では、大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、28日午前2時48分頃、鹿児島県十島村の諏訪之瀬島で、これまでよりも大きな噴火が発生したということです。

大きな噴石が警戒範囲の1キロを超えて、1.3キロまで飛散したため、気象庁は、警戒レベルを入山規制を示す「3」に引き上げ、御岳火口から2キロの範囲では、大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

諏訪之瀬島では、今月21日頃から噴火の回数が増え、21日から28日未明までに、400回を超える噴火が観測されていました。

諏訪之瀬島は、鹿児島市から南へおよそ300キロに位置する人口80人程度の火山島で、御岳火口からおよそ4キロ離れたところに集落があります。

気象庁は、今のところ、マグマの活発な動きを示す急激な地殻変動は観測されていないことから、集落にまで影響を及ぼす噴火の可能性は低いと説明しています。

消防庁によりますと、28日午前5時現在、人や住宅の被害の報告は入っていないということです。

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