日本鉄道開業の遺構「高輪築堤」公開 東京
東京・港区の高輪ゲートウェイ駅周辺で、日本で最初に開業した鉄道の遺構、「高輪築堤」が発見され、報道陣に公開されました。
「高輪築堤」は、明治初期、海の中に線路を敷くために設けられた構造物で、盛り土が石垣で補強され、のり面に四角い石が敷き詰められています。
1870年代、日本で最初の鉄道を開業するため、当時海だった、田町駅付近から品川駅付近までの、およそ2.7キロにわたって造られましたが、その後、埋め立てられて状態がわからなくなっていました。
JR東日本によりますと2019年、品川駅の改良工事の際に石垣の一部が発見され、その後、およそ1キロの範囲で断続的に石垣が見つかったということです。JR東日本は、現地での保存や移築も検討していくとしています。