東京都の葛飾区が、区内の私立認可保育所への補助金を誤って多く支給していたことがわかりました。誤って支給した補助金は、総額で数億円にのぼる可能性があり、区では保育所に返還を求めるとしています。

葛飾区によりますと、補助金はパート保育士を雇用している区内の私立認可保育所に支給しているものです。

この補助金について、葛飾区が昨年度までの4年間で保育士の数を誤って実際の2倍として計算し、多く支給し続けていたことがわかりました。

日本テレビの取材に応じた私立認可保育所では、単年度で500万円を超える額が誤って支給されていたと証言しました。

保育園「区の方へ返還していただくことになるって言われていて」「ただ正直金額の大きさに大変困惑してますし」

この問題について区は「現在調査中」としていますが、日本テレビの取材では誤って支払われた補助金は複数の保育所で合わせて、数億円にのぼる可能性があります。

葛飾区では今後、支給しすぎた補助金の正確な額を算出し、保育所に返還を求めていくとしています。