今年4月に初当選した東京・江東区の木村弥生区長の陣営が、動画投稿サイトに投票を呼びかける有料広告を出したとして、東京地検特捜部は24日、区役所の区長室などに公職選挙法違反の疑いで家宅捜索に入ったことが関係者への取材でわかりました。

関係者によりますと、公職選挙法違反の疑いで24日、特捜部が家宅捜索を行ったのは、東京・江東区役所内の区長室や木村弥生区長の自宅など関係先です。

木村区長はことし4月に江東区長選挙で初当選しましたが、選挙期間中に陣営が動画投稿サイトに投票を呼びかける有料広告を出したとして、公職選挙法違反の疑いで刑事告発されていました。

木村区長は9月の区議会で、この問題について「弁護士に確認したところ『公職選挙法に抵触する可能性を否定しがたい』との見解が示された」などと説明し、謝罪していました。