“資金提供”「日本風力開発」の社長宅を捜索 東京地検特捜部
自民党を離党した秋本真利衆議院議員が風力発電会社社長から多額の資金提供を受けた疑いで強制捜査を受けましたが、5日、東京地検特捜部はこの社長の自宅に家宅捜索に入りました。
特捜部は5日午前9時すぎ、都内の風力発電事業の「日本風力開発」の社長の自宅に家宅捜索に入りました。
関係者によりますと、秋本議員は、この社長からおよそ3000万円の資金提供を受けた疑いで4日、特捜部の強制捜査を受けましたが、この資金は、2021年10月から今年6月までの間に、数百万円など二十数回に分けて提供されたとみられることが新たにわかりました。
社長の弁護士は、資金は2人が共同で組む馬主組合を通じて、秋本議員が馬2頭を購入するのに使ったほか、厩舎代などにあてられたとして、賄賂性はないとしています。
しかし、再生可能エネルギー普及拡大の議連で事務局長を務めていた秋本議員に対して、社長が陳情を行うこともあったということで、特捜部は、資金提供の背景を慎重に調べるものとみられます。