「不安感じさせる仮装で乗車しないで」ハロウィーンに向け京王電鉄が“異例の呼びかけ”
ハロウィーンで混雑が予想される29日からの3日間、京王電鉄は“異例の呼びかけ”をしています。
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コロナの制限が大幅に緩和された今年のハロウィーン。まだ3日前の28日午後6時頃、東京・渋谷には早くも仮装した人がいました。
30代会社員
「全部手作りです。ハロウィーン当日だと、どうしても結構混んじゃうので、日にちずらして。フライング気味ですけど」
中には外国人の姿もありました。
アメリカから来た留学生(26)
「アメリカで、日本のハロウィーンはめっちゃ有名。めっちゃ面白いと思う」
フランスから来た留学生(22)
「楽しいです。かわいいですから」
そんな中、京王電鉄は今年初めてとなる“異例の呼びかけ”をしています。
京王電鉄 鉄道テロ・災害対策担当 重岡剛雄課長
「ハロウィーン期間を含むテロ・暴漢対策強化期間のポスターです。きっかけの一つとしましては、昨年、京王線内で傷害事件が発生しまして」
去年10月、映画「バットマン」に登場するジョーカーに仮装した男が、京王線の車内で乗客を刃物で切りつけるなどした事件。これを受け、京王電鉄は混雑が見込まれる29日から31日の3日間、事件を連想させるような仮装など、乗客が不安を感じるおそれのある仮装で乗車しないよう呼びかけているのです。
また、警察と連携した警備強化に取り組むとしています。