北陸道の立ち往生続く…自衛隊派遣で状況は
記録的な大雪の影響で、福井県の北陸自動車道では、週末、1500台の車が立ち往生しました。通行止めによる立ち往生は、11日も続き、身動きが取れない運転手からは不安の声があがりました。
記録的な大雪の影響で、11日も通行止めが続いた福井県の北陸自動車道。立ち往生から丸2日以上たった現在も北陸自動車道には、およそ100台の車が残されています。
9日午前から雪による車の事故やスタックで、一時1500台が立ち往生しました。
ドライバー「きのう(土曜日)の夜9時くらいからいて、もう何時間だ?16時間ぐらいずっといるし、どうにも動けないし」
ドライバー「早く帰りたいです」
10日から、災害派遣要請を受けた自衛隊が救助に入りました。断続的に降り続く雪、自衛隊が「体調不良とかは大丈夫ですか?」などと1台1台に声をかけて回ります。
夜通しで続いたという救助活動。11日朝、自衛隊は食料を配って回りました。午後3時現在、76台の車が立ち往生していて、全面的な解消がいつになるか、めどはたっていません。
ドライバー「しょうがないよね。私たちの力ではどうにもできん」
また、北陸自動車道と並行する国道8号線でも、一部通行止めにして、集中的に除雪作業が行われていて、渋滞が続いています。
富山県南砺市の東海北陸自動車道でも、9日午後から立ち往生が続き、一時は、200台の以上の車が動けなくなりました。こちらも10日から自衛隊などが救助を開始。
1台ずつ誘導し、救助。ドライバーからは安堵の表情も。11日も富山県内では雪が降り、東海北陸自動車道、北陸自動車道などで一部通行止めとなっています。