アストラゼネカ 新型コロナ発症“長期間”抑える治療薬を承認申請
イギリスの製薬大手・アストラゼネカは、新型コロナウイルスの発症を長期間、抑える効果のある治療薬について厚生労働省に承認申請しました。
アストラゼネカが厚労省に製造・販売の特例承認を申請したのは、新型コロナウイルスの中和抗体薬です。この薬は、2つの成分を1回の注射で打つことで、少なくとも6か月間、効果が持続することが期待されるということで、発症前に、予防薬として投与することも可能だということです。
アメリカで緊急使用許可が出るなど欧米ですでに使用されていますが、主に、ワクチン接種で免疫を得ることができない免疫不全の方などを対象に使用されています。
また、オミクロン株の「BA.2」にも効果が示されているほか、新たな系統の「BA.4」や「BA.5」に対しても効果を維持するとのデータもあるということです。