モデルナ“オミクロン株に特化”ワクチン 秋にも承認目指す方針
アメリカの製薬会社モデルナの最高医療責任者が来日し、新型コロナワクチンのオミクロン株に特化した成分を加えた新たなワクチンの承認を秋にも目指す方針を示しました。
モデルナ社で研究開発や安全性などを監督している最高医療責任者のポール・バートンCMOが27日、日本ではじめて会見しました。
その中で、現在開発中であるこれまでのワクチンの成分とオミクロン株に特化した成分を混ぜたワクチンについて新たな緊急承認の制度を利用し、日本でも今年秋ごろから供給を開始したい考えを示しました。
開発中のワクチンは3回目接種や、25日から60歳以上の人などを対象に始まった4回目接種などで活用されることが想定されています。
バートン氏は開発中のワクチンについて「効果が長く続くうえ、オミクロン株にも有効なものになるだろう」と話し、数週間以内に効果などに関するデータを公開する予定だとしています。