「田口の20球は語り継がれるレベル」ノーアウト満塁の大ピンチをヤクルト・田口麗斗が気迫の投球で抑える
◇プロ野球セ・パ交流戦 ヤクルトー日本ハム(24日、神宮球場)
24日、ヤクルトは交流戦初陣となったBIGBOSS率いる日本ハムと対戦。
試合は1-1の同点のまま延長戦へ突入。一時、ノーアウト満塁の大ピンチになるも、ヤクルトの6番手・田口麗斗投手が気迫の投球で3者を抑え、無失点で切り抜けました。
10回、ヤクルトの5番手・今野龍太投手。打席には日本ハムの先頭・松本剛選手。ここまで松本選手を4打席無安打に抑えていましたが、ライト前ヒットを放たれ、出塁を許します。
続く、打者は今季初スタメンの上川畑大悟選手。外角甘めに入ったストレートを捉え、ライト前ヒット。その間に1塁にいた松本選手が激走し、一気に3塁へ。ノーアウト1、3塁とチャンスを広げられます。上川畑選手はこれがプロ初ヒットとなります。
その後、野村佑希選手にもフォアボールで出塁を許し、ノーアウト満塁の大ピンチに。
ヤクルトはここで投手を交代。今季防御率0.00の左腕・田口投手がマウンドに上がります。打席には4番・清宮幸太郎選手。田口投手は低めにボールを集めると、5球目。外角高めの150キロのストレートで空振り三振にします。
続く、5番・万波中正選手。低めのスライダーを捉えられ左中間方向へ。これをショート・長岡秀樹選手がダイビングキャッチ。味方の好プレーに助けられ、2アウトにします。
そして6番・宇佐見真吾選手。田口投手は3球ボールを先行するもその後ストライクを重ね、フルカウントに。その7球目、ど真ん中にストレートが入り、ストライク。無失点に抑えます。
田口投手はアウトに打ち取ると、マウンド上で雄たけびをあげました。
ファンはSNS上で「マジで抑えた瞬間の田口めちゃくちゃかっこいい」「今日の結果はどうあれ『田口の20球」』は語り継がれるレベル」と称賛の声が上がっています。