東京地検特捜部は、「アキタフーズ」の前会長から現金５００万円の賄賂を受け取ったとして、吉川貴盛元農水相を収賄の罪で１５日、在宅起訴する方針を固めました。

東京地検特捜部は、吉川貴盛元農水相を収賄の罪で、鶏卵生産会社「アキタフーズ」の前会長を贈賄の罪で、１５日、在宅起訴する方針を固めたとみられることがわかりました。

関係者によりますと、吉川元農水相は、「アキタフーズ」の前会長から大臣在任中に３回にわたり現金５００万円の賄賂を受け取った疑いが持たれています。吉川元農水相は任意の事情聴取に対し、現金の受け取りは認めたものの、「就任祝いだと思った」「自分の政治活動を応援するための資金だと思った」と話して、賄賂ではないという趣旨の説明をしたということです。

また、広島地検は、「アキタフーズ」が企業として購入したパーティー券を、複数の社員が購入したように装ったとして、前会長を政治資金規正法違反の罪で起訴するとみられます。