緊急事態宣言の中 受験シーズン幕開け
30年間続いた大学入試センター試験に代わる、「大学入学共通テスト」が行われています。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の中、本格的な受験シーズンの幕開けです。
東京大学では、午前8時の開門とともに受験生が試験に向かいました。例年、応援に駆けつける塾関係者らの姿は見られず、大学の職員が距離をとるよう呼びかける紙を持っていました。
受験生「なるべく人混みに行かなかったり願掛けとかなくした。図書館とかは人がいないときに(勉強に)行ったりしてました」「いろいろ今年変化あったんですけどその変化を楽しめるように頑張りたい」
全国681の試験会場では、座席の間隔を広くし、医師や看護師を待機させるなど感染症対策を徹底しています。
大学入試センターによりますと、東京都と兵庫県で受験生それぞれ1人が監督者の対応ミスで試験時間を繰り下げて受験しています。
また、北海道稚内市の1つの会場では暴風雪警報を受け、1日目の試験を取りやめました。1日の全教科中止は共通一次、センター試験通じても初めてだということです。