厚労省 ワクチン接種 全国1万か所拠点に
来月末にも医療従事者から始まる新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は、全国1万か所を接種と保存の拠点にする方針です。
国内で最初に接種が始まる見通しのアメリカのファイザー社のワクチンは、マイナス75度ほどで保管する必要があり、国は、およそ1万台の超低温冷凍庫を確保します。
住民への接種は、市区町村が行うため、国は、すべての市区町村に、人口に応じた数の冷凍庫を配布します。冷凍庫は、市区町村が決めた大病院などに設置され、これが設置された全国およそ1万か所が、「基本型接種施設」となります。
「基本型施設」ではそこで働く医療従事者が接種するほか、ワクチンを冷凍保存し、住民が接種する地域の医療機関や高齢者施設などに配送する拠点にもなります。
ワクチンの接種は、来月末にも、医療従事者、3月下旬からは高齢者を対象に始まる見通しです。