テレワーク“7割”なるか ホテル新プラン
政府が呼び掛ける“7割テレワーク”。22日も都内には多くの通勤客の姿がありましたが、どう実現するのか――。都心の高級ホテルの「食事付きの2泊3日」、都の補助を使った郊外ビジネスホテルの「1日500円」など、新プランが次々と生まれています。
■通勤客の波 “テレワーク”実際は
緊急事態宣言から2週間。テレワークは進んでいるのでしょうか。22日夜、都内の街で聞きました――。
営業職の会社員(30代)「月の半分はテレワーク」
事務職の会社員(30代)「週2でやってます。出社した方がやれる仕事も多いし、結構(テレワークは)キツイです」
また、週1でテレワークするという営業職の会社員(30代)からは「お昼自分で用意したり、そういうところは面倒」という声も聞かれました。
政府が呼び掛ける“7割テレワーク”。しかし、22日朝も都内では多くの通勤客の姿がみられました。
■ホテルで「1日500円」プランも
さらなる導入を促すため、東京都が打ち出したのが、“ホテルでテレワーク”。小池都知事は22日午後、会見で「多摩地域の宿泊施設をサテライトオフィスとして提供しています」とアピールしました。
22日、東京・立川市のホテルをのぞいてみると、黙々とテレワークをする男性が。
コンサル業(40代)「週5でテレワーク。家でもできるんですけど、子供がいるので集中できないので」
これまでカフェなどでテレワークしてきましたが、「飽きっぽいので、(カフェは)2~3時間に1回お店を変える。3~4軒はまわりますね。(ホテルは)出入り自由なので仕事に行き詰まったら散歩したり、ご飯食べに行ったりできるので」と言います。
都の補助により、テレワーク目的なら、「1日500円」で利用できるといいます。男性は「500円だと気兼ねなく使えるので毎日使ってもいいかなと」
■高級ホテルが2泊3日新プラン
一方、都心の高級ホテルが今週始めた、新たなテレワークプラン。
部屋からは、都心の景色が一望できます。ルームサービスや、レストランで使える食事券もセットになった、「2泊3日ホテルでテレワーク」のプラン。
ホテルニューオータニ広報主任「こういったテレワークでの需要が確かに我々としても感じておりますので、このニーズが伸びていけばいいなと考えております」
(1月22日『news zero』より)