新型コロナウイルスの変異株が、渡航歴のない埼玉県と東京都の男女５人から新たに検出されました。このうち埼玉県の３人は、これまでに変異株が検出された男性の職場の関係者で、変異株によるクラスターが確認されたのは初めてです。

厚生労働省などによりますと、イギリスで確認されている変異株が検出されたのは、埼玉県の４０代から６０代の男女４人と、東京都の５０代の男性１人です。

埼玉県の４人のうち３人については、いずれもイギリスの滞在歴はなく、今月２５日に変異株が検出された東京都の４０代男性の職場の関係者で、変異株によるクラスターが確認されたのは初めてです。

一方、東京都の５０代の男性は、２９日に変異株が確認された渡航歴のない東京都の５０代の女性の濃厚接触者だということです。

厚労省は、現時点で変異株の面的な広がりはないとしています。

国内で変異株が確認されたのは６４人となり、市中感染の疑いは、１５人にのぼります。