住みたい街ランキング“急上昇”…特徴は?
もうすぐ引っ越しシーズンを迎えますが、コロナで今年は“借りて住みたい街”に変化が起きているそうです。不動産会社によるランキングが急上昇した街には、ある特徴がありました。
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9日、東京で暮らしている人に話を聞くと。
都民「全部リモート(ワーク)になっちゃったので、引っ越ししてもいいのかなというのは常に考えています」
都民「テレワークが会社で推奨されれば、将来的には海がある場所に引っ越していけたらと思っています」
コロナ禍で引っ越しを検討しているという声が。
実際に東京では、7月から12月まで6か月連続で住む人が減り続けているのです。
こうした中…。9日、住宅情報サイトを運営する会社が住みたい街のランキングを発表。ランキングは、掲載物件の問い合わせ件数から算出されたものだといいます。
前回1位の池袋や、葛西など23区内はランクダウンしました。
そんな中、1位に輝いたのは神奈川県の本厚木。専門家はコロナ禍で、住まいを選ぶ考え方に変化が起きていると指摘します。
東京大学大学院 都市デザイン研究室・深谷信介さん「距離は遠くても1本で(職場に)いけるとか、利便性も担保しながら今までとはちょっと違う、暮らしを真ん中に考えた住まい選びが見えてきているんじゃないかと」
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1位となった本厚木。どんな街なのでしょうか。結果について街の人は。
厚木市民「いやあ、うれしいですね」
厚木市民「何もないけどいいのかなみたいな。なんでなんだろうというのはあります」
そこで厚木市の担当者に、街の魅力について聞くと。
厚木市企画政策課・佐藤道明さん「都心まで小田急線で乗り換えなしで、1時間程度でアクセスできるという立地条件だと思います」
電車で新宿まで、およそ1時間の本厚木。市内には、東名高速や圏央道なども通り、交通の便がいいのです。
そして―。
佐藤道明さん「こういった商店街が数多くありまして、かなりにぎわいのある街になっていると思います」
駅のそばには、お店が多数。大型の商業施設も並んでいました。
また、市街地から少し離れると―。
日本テレビ・國富香里記者「目の前は住宅街ですが、すぐ近くに山並みが見え、自然豊かです」
自然豊かな環境の中での子育ても魅力の1つ。
厚木市民「サポートがすごくしっかりしている。(子どもの)医療費の免除されたり支援センターがあったりですね、結構しっかりしているので助かっています」
子育て、教育環境日本一を目指しているという厚木市。紙おむつやおしりふきシートを届ける支援なども行っているといいます。
さらにこんなスポットも―。
せいたいちご園・清田孝芳さん「かなり近場で、気軽に来られるいちご園ということでやっております」
市内の複数の農園で、イチゴ狩りが楽しめるのです。
お客さん「おいしかったです。1パックは軽く食べてますね」
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見事、ランキング1位に輝いた本厚木。すでに賃貸マンションには応募が殺到しているといいます。
新築で駅まで徒歩4分、1Kの部屋。ながめのいい最上階、14階の部屋は、ひとつき8万5000円です。
厚木市で1Kの部屋の平均は、およそ4万2000円だといいます。
そして、このマンションにある107室すべて―。
西田コーポレーション賃貸営業部・筒井明義部長「お部屋の方は満室でご予約いただいております」
1月からの募集を開始し、3週間で埋まったということです。
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一方で住みたい街ランキングで、去年から大躍進を遂げた街も。134位から62位となったのは、神奈川県の茅ヶ崎。こちらも乗り換えなしで、都心にアクセス可能。
そして―。
茅ヶ崎市民「海も近いので、ちょっと天気がよかったら来られるので。主人もサーフィンをするので」
海の近くでの暮らしも、ランクアップにつながっているということです。