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コロナ禍で注目!「ペットボトル生ビール」

2021年2月2日 21:00
コロナ禍で注目!「ペットボトル生ビール」

ある会社が発売した新商品が、瞬く間にご当地名物に成長しています。そのウラには、コロナ禍で培った地域の絆がありました。

千葉県の業者が開発したのは、あまり家庭ではなじみのない「豚レバーの料理」。

実は今、旭市を中心に、この豚レバーが拡大中。道の駅にも「豚レバー」があります。先月、販売を始めたばかりですが、道の駅・季楽里あさひの江本伸二駅長は、「2週間で約30個売れています。スモークというのは、今まで聞いたことがない商品」と話します。

地元のレストランでも、豚レバーサラダが登場して女性に人気。取り入れた理由は――

キッチンツナグ・豊田維代表「コロナの影響で『廃棄が出た』という話を取引業者から聞いて、僕たちレストランや飲食店がレバーを使う」

実は、旭市は全国2位の豚肉産出額を誇っていますが、外出自粛で飲食店への出荷がほぼ停止。レバーのおよそ9割が廃棄の道をたどっていたのです。

そこで生まれたのが、一般家庭でも食べてほしいと1週間かけた独自の熟成法とスモークで、味を改良した豚レバー。スーパーや飲食店で売り出すと、瞬く間にご当地名物となったのです。

千葉県食肉公社・若松重伸営業部長「1人でも多くの方が、『レバー意外といけるじゃん』という食材に育って、肉業界全体が盛り上がっていけたら」

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一方、埼玉県の酒店が開発した生ビールが、コロナ禍で注目を浴びています。それは「ペットボトル生ビール」。

テイクアウトにペットボトルを採用。人気のワケは、購入の手軽さです。瓶の場合、店が回収するため、遠方だと購入しづらい傾向がありますが、ペットボトルは家庭ゴミとして捨てられます。

しかし、デメリットもあります。ペットボトルは目に見えないミクロな穴からビールの天敵である酸素が入り、味が劣化してしまうことから、業界では避けられてきた入れ物なのです。

ところが、このペットボトルは、特殊なコーティングが施されていて、これでおよそ2週間劣化を防ぐことができるというのです。

マーベリックスビアステーション 営業本部・西堂晃進マネージャー「特別なビールを届けることで、元気を与えることにつながれば」

居酒屋で食事することが減った今、発売から1か月あまりで、8000本のヒットを記録しています。