変異株11人のクラスター 職場関係者か
変異した新型コロナウイルスの感染者11人のクラスターが、日本国内で見つかりました。居住地は異なりますが、職場の関係者だということです。
厚生労働省によりますと、イギリスで見つかった変異株が検出されたのは、20代から50代の男性11人です。居住地は9つの県にまたがり、栃木、茨城、福島、長野、新潟、群馬の6つの県では初めての検出です。厚労省は、この11人は同一の施設を利用した職場の関係者で、クラスターだと認定しました。施設の所在地や種類は明らかにせず感染源は調査中ですが、不特定多数の人が使う施設ではなく、過去のクラスターとの関連もないということです。
厚労省は、「居住地は広くなっているが、感染のリンクがわかっている例なので変異株が面的に広がっているとは言えない。今後も注視し、広がらないように対応していく」としています。
また、クラスターの11人とは別に神奈川県で、南アフリカで見つかった変異株が男女2人から新たに見つかりました。