埼玉“変異株”クラスターか…子供ら11人
■「変異」クラスターか…子供6人も
5日夜、埼玉県が会見を開きました。
県担当者
「イギリスにおいて報告された、変異した新型コロナウイルス感染症が、本県においてさらに11例確認されました」
新たに、男女11人から変異ウイルスが確認されたと発表した埼玉県。確認されたのは、イギリスへの渡航歴がない県内の10歳未満の子供の男女6人と、30代から60代の男女5人。このうち10人は、県内の同じ施設に通う子供とその家族、施設の従業員でした。
――変異株のクラスターが発生した?
県担当者
「集団的な感染という意味では、そのように認識しています」
すでに確認されている変異ウイルス感染者との接点はなく、感染経路は不明。濃厚接触者は61人いますが、現時点で「変異ウイルスの面的な広がりとはいえない」としています。
一方、東京の新規感染者は577人。8日連続で1000人を下回りました。全国の感染者は2372人で、死者は4日連続で100人を超えました。
■「緊急事態」4週間…街の“変化”
緊急事態宣言から4週間。5日夜、東京・新橋で取材しました。
――夜8時近いですが、この後のご予定は?
「早く家に帰って、寝ます」
――本当なら、もうちょっと飲みたいとか?
「飲みたいです!」
家路へ急ぐ会社員がいる中、駅前で“外飲み”する人の姿もありました。
一方、夜7時ごろの新橋の居酒屋の様子を見てみると、客はまばらです。この客に、ある変化が起きているといいます。
居酒屋店長
「サラリーマンの方はあまり来ないかな。最近は女性客の割合は増えています」
客層に変化が表れています。
居酒屋店長
「今年に入ってからでしょうかね、飲みに来るお客さまはほぼいらっしゃらない。丼を頼まれるお客さまが多いのかな。『お酒を飲まないで、食事だけいいですか?』って」
注文にも変化が。取材中も、親子丼の注文をした客がいました。
――普段より米を炊くようになった?
居酒屋店長
「そうですね。お米を食べる(注文の)数が増えているかな」
一方で、変わらないこともあります。去年6月に撮影された映像を見てみると、飛沫対策のアクリル板を動かす客がいました。
取材した5日も、来店早々、アクリル板を動かす客がいました。店員が慌てて声をかけ、アクリル板をテーブルに戻していました。客は「頼みすぎちゃったので、テーブルに乗らないじゃないですか。それで、あえて外したんです」と話しました。店長は「お酒が入り始めると、秩序が乱れてしまうのかな…」と心配そうに話していました。
■家賃高い六本木 営業のワケ
一方、東京・六本木でも変わらない光景がありました。午後9時を回っても、女性がお店の前で呼び込みをしています。夜8時を過ぎても営業を続ける理由は――。
日本水商売協会・代表
「六本木も家賃が高い地域なんですね。かつ、大きめのお店がけっこう多い。家賃の負担はかなり大きいということと、面積が広い分、女性が多く在籍しているので、養っていかなければいけない」
一方、感染者を減らすため東京都の小池知事は、1都3県のサテライトオフィスを1日無料で体験できる事業などを行うとしています。
(2月5日『news zero』より)