将棋の藤井聡太二冠が、朝日杯将棋オープン戦で名人の渡辺明三冠らを破り、優勝しました。

藤井二冠は１１日、東京・有楽町で行われた朝日杯将棋オープン戦の準決勝と決勝に出場しました。

準決勝の相手は将棋界最高峰「名人」のタイトルを持つ渡辺明三冠。対局中、ＡＩの勝率予想では藤井二冠の勝利は１パーセントと出るなど、劣勢が続きましたが、逆転勝利となりました。

午後から行われた決勝でもトップ棋士の三浦弘行九段を相手に難解な中盤を制し、優勝を果たしました。

藤井聡太二冠（１８）「結果を残せたのはとてもよかったと思います。どちらも苦戦の将棋だったので、内容を反省して次につなげられれば」

敗れた三浦九段に「藤井さんなのでしょうがないですね」と弱音を吐かせた藤井二冠。朝日杯は２年ぶり３回目の優勝となりました。