陛下「明るい将来が開けることを心待ちに」
天皇陛下は23日、61歳の誕生日を迎え、皇居・宮殿では、お祝いの行事が最小限に縮小して行われました。
誕生日にあたり、天皇陛下は皇居・宮中三殿への拝礼を済ませた後、皇后さまとともに宮殿に向かい、沿道の人々に笑顔を見せられました。
この日は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、天皇誕生日の一般参賀は見送られ、飲食を伴う祝賀行事は取りやめられました。「祝賀の儀」への出席人数も最小限に絞られ、陛下は、菅首相をはじめ三権の長と、外国大使の代表の5人から祝賀を受けられました。また、元皇族、親族の代表として、陛下の妹である黒田清子さん夫妻と皇后さまの両親である小和田さん夫妻の4人が皇居を訪問しました。
誕生日に先立ち行われた陛下の記者会見は、感染症対策のため、初めてアクリル板を立てて行われました。
天皇陛下「今しばらく、国民の皆さんが痛みを分かち合い、協力し合いながら、コロナ禍を忍耐強く乗り越える先に、明るい将来が開けることを心待ちにしております」
夜には、両陛下と愛子さまは家族3人で、お祝い御膳を囲まれるということです。