飲食の“罪悪感なし”健康志向の食品続々
外出を控える生活が続き、最近、体型が気になってきたという方もいるのではないでしょうか。こうした中、食べても飲んでも「罪悪感がない」という様々な新商品が登場しています。
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24日、サントリーが4月の新商品として発表したのは、“糖質ゼロ”のビール。
サントリービール 執行役員マーケティング本部長・和田龍夫さん「世の中がコロナによって健康志向がどんどん高まってきて。まさに今でしょうというような感じで発売に至りました」
こうした糖質ゼロのビールは去年10月に国内で初めて発売した「キリンビール」の製品も好調で、来月には販売数が累計1億本を突破する見込みだとしています。
コロナ禍の食生活。街の人は――
「ずっと家にいるので、寝るか食べるかしかしないです。会社の制服が入らないときはちょっとヤバイのかなって」
体重が増えてしまったという声の一方で――
「1回ちょっと太って、気をつけなきゃと思って。間食を“罪悪感”のないものに変えたりとか」
高カロリーな“罪悪感”を抱く食べ物を避ける声も。その罪悪感を抱かず楽しめるスイーツが。フワフワの生地に、フルーツが添えられたパンケーキ(天上のヴィーガンパンケーキ 2050円・税込み ※イートインは土日のみ営業)。
AINSOPH.白井由紀代表「卵とか乳製品を使っていないパンケーキ」
生地のつなぎには豆乳を使い、卵の代わりに、ココナツ由来の「植物性チーズ」を使ってコクを出しているといいます。
AINSOPH.白井代表「ギルト(罪悪感)フリーといいますか、ヘルシーで自然な食材で作るようにしてますので、そういう物をお求めのお客様が多いのかなと」
こちらのお店では、他にも植物性の材料だけで作られたティラミス(710円・税込み)やプリン(740円・税込み)が楽しめるという事です。
罪悪感がなくなる食べ物は、こんなものまで。どうみても豚骨ラーメンですが…(プラントベース赤丸 1100円・税込み ※44店舗限定 3月上旬まで販売予定)。
一風堂 恵比寿店・大迫祐介店長「スープも麺も、そしてチャーシューもすべて動物性ではない食材です」
豆乳ベースのスープには、昆布だしと、「西洋のまつたけ」とも言われる「ポルチーニ」が使われ、チャーシューの代わりは、インゲン豆が原材料の食品です。そのお味は――
「豆乳のスープですが、すごく豚骨のようなコクを感じます。チャーシューのようなトッピングは、かめばかむほどお肉のようなうま味が感じられます」
通常こちらで出している豚骨ラーメンより、カロリーが2割ほど抑えられているという事です。
そして、そもそも食べても罪悪感がない「豆腐」には新たな動きが。
井村屋・龍田健介さん「乳酸菌入りの豆腐を発売させていただきました」
井村屋が今月発売したのは、乳酸菌入りの豆腐(※北海道・九州を除き販売)。
井村屋・龍田健介さん「(コロナ禍で)免疫力ですとか乳酸菌といったキーワードが非常に高い注目を受けております。豆腐といった身近にある商材から、無理なく健康のサポートをしていきたい」
乳酸菌が入っていても見た目や味はそのまま。加熱しても、栄養素を損なうことなく食べられるということです。