京都“宣言”解除へ観光シーズン前に懸念も
緊急事態宣言が先行して解除される見込みの観光地・京都では、春の観光シーズンを前に期待が高まる一方、またぶり返すのではという懸念も拭えないようです。
京都の嵐山は例年、観光シーズンは歩道からあふれるほどの人が訪れますが、緊急事態宣言が出されて以降人通りは少なく、多くの店がシャッターを閉めたままです。土産物店では、春の観光シーズンに向けて、桜をイメージした商品を店頭に並べるなど期待感が高まっています。
緊急事態宣言解除の方針を受けて、来月からの営業再開を検討する店がある一方で、観光客の増加による感染の“リバウンド”への懸念も多く聞かれました。
いしかわ竹乃店 店主・石川恵介さん「桜のシーズンは、一年間で一番お客さまが来られる時期。また、感染が増えていくというリバウンドが起こると、我々のような観光地はちょっと不安はある」
これからゴールデンウイークにかけて、これまでの打撃を取り戻すためにも観光産業は大きな期待をいだいています。とはいえ、感染が再び拡大する不安は拭えず手放しで喜べる状況ではなさそうです。