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壊滅した街 それでもカレーで“前向き”に

2021年3月5日 13:11
壊滅した街 それでもカレーで“前向き”に

東日本大震災からまもなく10年。あのとき食べた「ごはん」で思い出す、震災の記憶を「#はじまりのごはん」としてお伝えします。今回は「カレーライス」です。
◇ ◇ ◇
あの日、船で沖合に避難した宮古市の漁師・平山政幸さん(46)。

平山さん
「通信もできない状態でずっと海上にいまして朝になって周りの状況を見たら、町はなかったです。壊滅して。ショックを通り過ぎて笑うしかないという感じでしたね」

そんな平山さんの“はじまりのごはん”。

平山さん
「避難先で提供されたカレーですね。避難生活でおにぎりやジュースが多かったので。(カレーは)温かくて凝縮されたのが一気に入ってくる感じで、力がみなぎって前向きになる。食事は一番大事。」

活気のある宮古市を取り戻したい。平山さんは今も漁師を続けています。


【#はじまりのごはん】

「あの日、何食べた?」――。その問いかけで思い出す、3.11から10年の記憶。コンビニでやっと買えたおにぎり、水でふやかしたカップ麺。あなたの震災「#はじまりのごはん」を共有しませんか。ハッシュタグをつけた投稿を『news zero』で紹介させてください。

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