東日本大震災の余震活動「あと10年続く」
政府の地震調査委員会は、今回の地震について、東日本大震災の影響を受け発生したと分析し、余震活動は、「少なくともあと10年くらいは続く」と説明しています。
政府の地震調査委員会は、震度6強を観測した今回の地震について、10年前の東日本大震災によって福島沖のプレートの内部に圧力がかかり、地震が発生したとの見解を示しました。
専門家は、2004年に起きたマグニチュード9.1のスマトラ島沖地震から11年後に周辺の海域で巨大地震が起きたことを例にあげ、東日本大震災の余震活動も、長期化すると指摘しました。
地震調査委員会委員長・平田直東大名誉教授「東北の地震(東日本大震災)でもマグニチュード9.0なので、10年たっても大きな地震・余震が発生しているということ。少なくとも今の調子はあと10年ぐらいは続くだろうというふうに予想はしています」
地震調査委員会は、東日本の太平洋沖では、「今後も長期間にわたり規模の大きな地震が発生し、強い揺れや高い津波に襲われる可能性がある」と注意を呼びかけています。