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徳島市長に聞く…女性リーダーの意義とは?

2021年3月8日 7:09
徳島市長に聞く…女性リーダーの意義とは?

3月8日は国連が定めた「国際女性デー」です。世界のジェンダーギャップ指数で日本は121位。特に女性の政治参画が遅れています。そこで、史上最年少の女性市長に、女性リーダーが増えることの大切さについて聞きました。

徳島市の内藤佐和子市長(36)は去年4月の市長選で初当選し、全国で、史上最年少の女性市長となりました。全国市長会によりますと、全国792人の市長のうち、女性市長は25人で、全体の3%にとどまっています。女性が地方自治のトップに立つ意義について、次のように答えました。

内藤佐和子市長「例えば防災は結構、男性の視点で組み上げられることが非常に多いと思う。避難所運営だったり避難所に置いておく備品だったり、女性の視点で見直すとまた変わってきたりすると思います」

内藤市長は、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森前会長の女性蔑視発言について、「一個人への批判にとどまらず、社会の構造を変える方向に議論すべき。そのためにも女性の政治参画を進めることが重要」だと語りました。

また、女性がリーダーになることについては──

内藤佐和子市長(36)「家庭のことにしても子育てのことにしても、いろんなサポートを自分が得られるのか、不安材料って女性の方がたくさん出てくる。『こういうところが大変でした』と女性の政治家や議員が発信することによって、少しずつ解消されていくのではないかと」

徳島には元気に活躍する女性という意味の「阿波(あわ)女」という言葉があり、内藤市長は、そんな徳島から女性が活躍しやすい社会にむけて発信していきたいと話していました。

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