【天気】広島で桜開花…あす西で激しい雨も
■11日(木)
【全国の天気】
移動性の高気圧にスッポリと覆われたため、全国的には晴れた所が多く、東北の被災地でも、おだやかな青空が広がりました。最高気温は関東から九州で10日より下がりましたが、それでも西日本では20℃以上の所もあるなど、春本番の陽気の所が多くなりました。
また11日は全国のトップを切って、広島で桜(ソメイヨシノ)
の開花が発表されました。広島で全国のトップを切って桜が開花するのは、統計史上初めてのことで、平年より16日早く、昨年より11日も早い、統計史上最も早い開花となりました。
ただ広島では今年から標本木が変わっており、日当たりが良いなど、このあたりの影響も大きいと思われます。
<11日の最高気温(前日差)>※午後3時まで
札幌 7.4℃(+4 4月上旬)
青森 8.9℃(+3 3月下旬)
仙台 11.0℃(+1 3月下旬)
新潟 10.6℃(±0 3月下旬)
東京都心 15.4℃(-4 3月下旬)
名古屋 18.2℃(+1 4月上旬)
大阪 16.2℃(-2 3月下旬)
広島 16.0℃(-5 3月下旬)
高知 18.8℃(-2 4月上旬)
福岡 19.0℃(+2 4月中旬)
【関東の天気】
移動性の高気圧に覆われて、おだやかな青空が広がりました。上空の気温が下がったため、最高気温も10日よりは低くなりましたが、それでも15℃前後まで上がり、暖かな陽気となりました。
<11日の最高気温(前日差)>※午後3時まで
東京都心 15.4℃(-4 3月下旬)
横浜 15.9℃(-4 4月上旬)
千葉 14.0℃(-6 平年並み)
熊谷 16.2℃(-1 4月上旬)
前橋 14.8℃(-1 3月下旬)
宇都宮 14.4℃(-5 3月下旬)
水戸 14.1℃(-5 3月下旬)
■12日(金)
【全国の天気】
西日本は雨、激しい雨も。関東や東海も次第に雨になりそうです。北日本は晴れ間が広がる見込みです。11日とは一転し、12日は低気圧が発達しながら西日本付近を東進するため、九州や四国は朝から雨となり、雷を伴って、激しく降る所があるでしょう。
その他の西日本から関東にかけても、午後は広く雨となり、雨脚の強まる所もありそうです。低気圧の影響がない北日本では晴れ間の広がる所が多い見込みです。
<12日の予想最低気温(前日差)>
札幌 -2℃(+2 3月中旬)
青森 4℃(+2 4月中旬)
仙台 1℃(-1 平年並み)
新潟 2℃(+3 平年並み)
東京都心 7℃(+3 4月上旬)
名古屋 8℃(+4 4月上旬)
大阪 7℃(+3 3月下旬)
広島 8℃(+4 4月上旬)
高知 9℃(+4 4月上旬)
福岡 11℃(+4 4月中旬)
<12日の予想最高気温(前日差)>
札幌 7℃(±0 3月下旬)
青森 10℃(+1 4月上旬)
仙台 14℃(+3 4月上旬)
新潟 14℃(+3 4月上旬)
東京都心 15℃(±0 3月下旬)
名古屋 13℃(-5 平年並み)
大阪 16℃(-1 3月下旬)
広島 13℃(-3 3月上旬)
高知 16℃(-3 平年並み)
福岡 17℃(-2 4月上旬)
【関東の天気】
南部沿岸部は朝からパラパラ午後は広く雨に関東は東へ抜けた高気圧から湿った空気が流れ込むため、朝の内から千葉や神奈川など、南部の沿岸部で雨の降り出す所があるでしょう。午後になると低気圧に伴う雨雲が広がるため、広い範囲で雨となりそうです。雨が降っても気温は10℃を下回らず、いわゆる春の雨となるでしょう。
<12日の予想最低気温(前日差)>
東京都心 7℃(+3 4月上旬)
横浜 8℃(+2 4月上旬)
千葉 9℃(+4 4月上旬)
熊谷 5℃(+5 3月下旬)
前橋 5℃(+4 4月上旬)
宇都宮 4℃(+4 4月上旬)
水戸 4℃(+5 4月上旬)
<12日の予想最高気温(前日差)>
東京都心 15℃(±0 3月下旬)
横浜 14℃(-2 3月下旬)
千葉 15℃(+1 3月下旬)
熊谷 15℃(-2 3月下旬)
前橋 17℃(+2 4月上旬)
宇都宮 16℃(+1 4月上旬)
水戸 16℃(+2 4月上旬)
■週末にかけて
大雨や強風など、荒天に警戒を。12日は西日本を進む低気圧がさらに発達しながら、13日(土)は関東付近へ進み、14日(日)には三陸沖へ進む見込みです。この低気圧に向かって、南から湿った空気が流れ込むため、雨雲が発達し、太平洋側を中心に大雨となる所があるでしょう。風も強く、場所によっては横殴りの雨を伴った大荒れとなるおそれがあります。
総雨量は東海から東北地方にかけての太平洋側で、多い所で100ミリ~150ミリ程度に達するおそれがあり、東海地方(静岡、三重)では200ミリ~300ミリに達するおそれがります。大雨や強風、落雷、突風、高波などに、注意・警戒が必要です。
■1か月予報
気象庁から最新の1か月予報が発表されました。これによると、向こう1か月間の気温も全国的に平年より高く、引き続き、暖かな状態が続く予想です。
加えて、関東から九州の太平洋側には高温に関する早期天候情報が出されており、3月中旬から下旬は平年よりかなり気温が高くなる可能性があります。
多雪地帯では、雪解けが急速に進む可能性があるため、なだれや融雪に伴う災害には十分な注意が必要です。
■桜の開花予想(引き続き、記録的な早咲きの所も)
11日は広島で桜が開花しましたが、この先もかなりの高温が予想されるため、関東から九州にかけての桜は記録的に早く咲く可能性があります。週末にかけて、福岡や長崎などでも開花しそうですが、11日に更新された桜の開花予想では、東京の開花がウェザーマップで3月15日(月)、日本気象協会は3月16日(火)などと予想されています。