バッハ氏発言 丸川大臣「原則変わらない」
IOC(=国際オリンピック委員会)のバッハ会長が東京オリンピック・パラリンピックの選手らに中国製ワクチンを提供する考えを示したことについて、丸川五輪担当相は、事前に聞いていなかったなどとした上で、「ワクチンの接種は前提としないという原則は変わらない」と強調しました。
丸川五輪担当相「(中国製ワクチンが)承認された国において、ご判断されることだろうと思います。ワクチンの接種は前提としないという原則は変わりません」
バッハ会長が、中国側から東京大会の参加者にワクチンを提供する申し出があり、費用はIOCが負担する考えを示したことについて、丸川五輪担当相は「事前にうかがっておらず、調整もなかった」とあかしました。
また、日本では中国製ワクチンが承認されていないことから「承認された国での供給について話しているとの認識で、承認された国で判断されること」とした上で、「大会に安心して参加できる感染症対策をとることにしている。ワクチン接種を前提としない原則は変わらない」と述べました。