まるで“運動会”シカの群れ校庭猛ダッシュ
22日朝、小学校のグラウンドを駆け回っていたのは、シカ。その数なんと20頭ほどです。シカの群れが出没したのは、北海道苫小牧市にある小学校のグラウンド。午前6時すぎに小学校の教頭が目撃しました。
苫小牧西小学校・福岡雄司教頭「グラウンドの真ん中の方に(シカが)固まっていました。フンが落ちているのは確認したことはあるんですが、ここまで多くいたり、実際いるというのは初めて見ました。卒業式は金曜日に終わっていたので重ならなくて良かったです」
その後シカの群れはというと、1列になって駆け回り、障害物を飛び越える様子も、ぞろぞろと道路へ移動していきます。一方、仲間とはぐれたシカも。猛スピードで駆け回ると道路へ。軽やかにジャンプして住宅街のほうへと移動していきました。
その後、シカを追ったスタッフは近くの製紙工場の木材置き場へ。敷地内では横になり、のんびり過ごす姿がみられました。
苫小牧市によりますと、ことしの冬のシカの通報件数は去年のおよそ2倍。餌を求めて市内に出没するのがその原因とみられています。
普段はおとなしいというシカ。今回は、ケガ人はなく事故もありませんでしたが、苫小牧市は、特に群れに遭遇した際は近づかないよう注意が必要と呼びかけています。